イベント撮影。花火の撮影は露出が命!
◆ミッション1 ドローンのアドバルーン化
「ドローンに垂れ幕をぶら下げて飛行し、お客様にイベント名称をお披露目する」
垂れ幕の構造と、ベターな取り付け方法を試行錯誤で検討し、幾度かの試験飛行を経て実施しました。
飛行操縦も、通常より鋭敏なコントロールを要求しますし、風のわずかな変化にも気を払います。
こうして弊社のドローンは、さしずめアドバルーンとなって、多くのお客様の注目を集めさせていただきました。
◆ミッション2 花火の撮影
「日中のイベント撮影、夕暮れから打ち上げる花火の撮影」
まだ陽も落ち切らない夕暮れ。
空は真っ黒ではなく、夜の闇に夕陽が溶け込む、まどろみの色合い。
黒ではなく、夕陽の赤でもない。さらには濃い藍色も混ざっています。
花火の背景となる空が真っ暗であれば、写真をきちんと習熟したカメラマンなら、撮影露出はさほど難しくありません。
しかし、今回のようなトワイトライトタイムの場合、露出をどうするかで撮れる内容がまったく変わってしまいます。
今回の場合、以下の通りです。
【一般的な撮影者】
①…背景の色合いを無視して、打ちあがる花火にだけ露出を向ける
②…花火中心の閃光がピカッと光って、すぐに真っ暗の空になる
③…適正露出というものが分からないから露出は機械まかせのオート
【弊社の場合】
①…空のグラデーションを考慮しつつ、花火の露出を決定する
②…中心閃光だけでなく、無数の火花の末端がはかなく消える瞬間まで写し込む
③…適正露出は打ち上げ一発目で即時判断、露出はイメージを反映するマニュアル
”ドローンを飛ばせる” ということは
”美しい映像が撮れる” というとと同じではありません。
このブログには直接動画をアップロードできないので、youtubeにアップデートしたものをこちらへリンク貼りします。
2017年07月30日 08:52